
チェア以外も人気!ヘリノックスのテントの魅力
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コンパクトで軽量なアウトドアチェアが人気のブランド『ヘリノックス』、実はテントやタープまで開発している事はご存じでしたか?
当記事ではそんなヘリノックスのテントの魅力や、今や幻となった黒のテント、現行モデルのテントについて解説していきます。
目次
ヘリノックスとは
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ヘリノックスとは、韓国の老舗ポールメーカーDAC社によるアウトドアブランドです。もともとはテント・タープのポールやトレッキングポールを作る会社でしたが、現在ではチェアをはじめテントなどのアウトドア用品の開発を行っています。強である金属ポールの加工を生かしたチェアは種類が豊富で、屋内外問わず多くの場所で大人気。また、チェアの陰に隠れがちなテントについても、いまや幻ともいえる人気のテントがかつて存在したのです。
大人気だったあの“黒のテント”
この記事を読んでいるあなたは、かつて存在したヘリノックスの黒色のテントをご存じでしょうか。
「アルパインドーム 2P」という名のそのテントは、ベーシックなドーム型のシルエットに全体が黒色という特徴的なデザイン。
2人用の山岳テントで、最先端の技術を使い強度を保ったまま細く軽いポールを使用していました。またポール以外にも高い技術が使われており、フライシートは世界初と言われる両面シリコンコーティングが施された耐水性と強度を兼ね備えた生地を使用。
重量、強度、耐久性、デザイン、人気のポイントばかりのテント「アルパインドーム 2P」を開発したのがこのヘリノックスだったのです。
残念な事に現在では生産が行われておらず、流通しているのはほとんどが中古品。新品を目にする事はまずありません。しかしWEB検索で「ヘリノックス テント」まで入力すると「ヘリノックス テント 黒」と表示され、今でも探している人が少なくないということが分かります。
ヘリノックスのブランド
現在「アルパインドーム 2P」は生産されておりませんが、他にも人気商品は数多く存在したくさんの人に愛されています。そんなヘリノックスが持つブランドが、それぞれコンセプトの異なる以下の3つです。
HOME DECO & BEACH(ホーム・デコ&ビーチ)
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チェアやテーブル、またそれらに関するアクセサリーなどを扱うのがこの「HOME DECO & BEACH(ホーム・デコ&ビーチ)」です。ポップで明るい色使いのものからシンプルで落ち着いたデザインまで、リビングに置いてもアウトドアに使っても見栄えする豊富なカラーバリエーションがあります。
TACTICAL SUPPLIES(タクティカルサプライ)
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ミリタリーな雰囲気を持ち、機能性にも優れるアイテムを扱うブランドがこちら「TACTICAL SUPPLIES(タクティカルサプライ)」です。テントやタープ、その周辺アクセサリーもこちらのブランドにカテゴライズされます。
TERG(ターグ)
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「TERG(ターグ)」は、バッグやポーチ、サコッシュといった鞄を扱うブランドです。どちらかというとタウンユース向けなデザインの商品が多めですが、中にはTACTICAL SUPPLIESに近い雰囲気のバッグもあります。
ヘリノックスのテントの特徴
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先述のようにヘリノックスブランドのうち「TACTICAL SUPPLIES(タクティカルサプライ)」に分類されるテントですが、その特徴は大きく「強度」「デザイン」「構造」の3つです。以下でそれぞれの特徴について掘り下げていきますね。
優れた強度
ヘリノックス扱うDACは、もともとは金属ポールの会社です。そのため他社製品のテントと比べポールの性能に優れます。
ポールはテントの骨組みであるため、テントの強度を確保するにはポールの強度が不可欠です。ポールが強いヘリノックスのテントは高い強度を持つため、悪天候の中でも安心して休むことができます。
また、テントにおいては重量や収納時のサイズといった持ち運びの面も非常に大切です。そういった点でもポール生産の技術を持つヘリノックスは有利で、コンパクトで軽量なポールであっても強度を犠牲にすることはありません。
ミリタリーテイストなデザイン
「TACTICAL SUPPLIES(タクティカルサプライ)」のブランドに分類されるヘリノックスのテントは、ブランドのコンセプトに従いミリタリーテイストなデザインです。2020年10月時点での現行モデルはコヨーテカラーとなっており、砂地や固い土の地面にとけこむような色合いをしています。キャンプ地などではひと際目を引く見た目となっており、アウトドア感を強く演出してくれるデザインです。
特殊な構造
ヘリノックスによるポールの技術は、携行性や強度だけにとどまりません。他社では見ることのない形状のポールによりベンチレーションを確保し、通気性などの快適さを得ることができます。また他社では見ないその形状に合わせて生地も設計するため、テント全体として特殊な構造です。通気性などの性能に優れるほか見た目としても特徴的なデザインに仕上がっており、他の人とは違ったテントを持ちたい方や人の多いキャンプ場でも見つけやすい
テントを好む方にもおすすめできます。
ヘリノックスの現行モデルテント
ここまで過去のモデルやヘリノックスのテント全体の特徴について触れてきましたが、ここからはヘリノックスの現行モデル(2020年10月現在)について解説していきます。また、こちらに記載してある商品以外にタープ等も同ブランドから販売されているので興味のある方はぜひどうぞ。
Vタープ4.0
総重量:11.7kg
広さ:400cm×400cm
高さ:240cm
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「Vタープ4.0」は高い解放感と通気性が特徴の、大型ドームテントです。タープという商品名ですが、インナーテントを取り付けることで宿泊用テントとして使用できます。なんといってもまずはその広さが特徴で、400cm×400cmの面積に加え、大人が立っても天井まで余裕のある240cmという高さを持ち快適にくつろぐ事が可能です。また開ける箇所が多く通気性に優れる一方で、スカート付きのためフルクローズすると低い位置からの冷気の侵入を防ぎ寒い時期にも活躍します。
アタックソロ
総重量:1.49kg
広さ:90cm×245cm
高さ:90cm
「アタックソロ」はシングルウォールの1人用テントです。ミリタリーテイストのTACTICAL SUPPLIESらしく、耐風性の高いデザインとなっています。少ないポールで設置できる非自立式のため軽量で、短いポールを用いたベンチレーションで通気性も確保された快適なテントです。
アタック1.5p
総重量:2.21kg
広さ:123cm×275cm
高さ:98cm
先ほどのアタックソロを1.5人用に再設計したのがこちらの「アタック1.5p」です。自立式のシングルウォールテントで、アタックソロと比べ広くなっています。上部に設けられた通気口により換気され、より快適性が向上したモデルです。
まとめ
以上、ヘリノックスのテントについての解説でした。
強度が高く、ミリタリーテイストなデザインやオリジナリティのある構造など、ヘリノックスのテントには魅力的な要素がたくさんあります。
チェアだけの人気にとどまらない、ヘリノックスのテントの魅力が伝わっていれば嬉しいです。