
冬キャンプもぽかぽか快適!暖房器具おすすめ10選【電気・ガス・薪】
冬キャンプが最近人気になってきています。「冬は寒いし辛そう…」「キャンプ初心者にはハードルが高い…」そう思ってる方も多いと思いますが、冬キャンプは防寒さえすればメリットだらけです。
キャンプ場の混雑は避けられるし、虫もいない。ただ、防寒対策をしなくては冬キャンプを過ごすことは出来ません。今回はそんな冬キャンプにおすすめの暖房器具の選び方とおすすめを紹介していきます。
目次
キャンプにおすすめな4種類のストーブ
キャンプでおすすめなストーブは4種類あります。最近ではアウトドアショップだけでなく、ホームセンター等でもキャンプ用の暖房器具が販売されていますよね。
「設置のしやすさ」「価格」「安全さ」を考えてそれぞれのメリットやデメリットを紹介していきます。
電気ストーブ
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メリット
電気ストーブのメリットは温めるスピードが早く、コンパクトの為持ち運びがしやすい点です。電気ストーブはコンパクトな製品が多く重さも軽い為、子どもや女性でも簡単に持ち運ぶことが出来ます。
また、ガスを使わないので一酸化炭素中毒になる可能性も低いのが魅力的です。
車内やテント内で暖房器具を使用するのに最も心配な一酸化炭素中毒のリスクが低いのは一番のメリットです。部分的に温めるには最も効果的であり電源付きのサイトやポータブル電源を持っている方ならすぐに使用出来るのでおすすめです。
また、価格も安いので比較的に購入しやすい暖房器具のひとつです。
デメリット
電気ストーブですが、部分的に温めるにはおすすめですが空間を暖めることは難しいです。
石油ストーブに比べて発熱量が低いので空間全体を暖めるには電気ストーブが数台必要になります。
また、電源があるサイトやポータブル電源を持っている人しか使用ができないのでまずはその環境を用意する必要があります。
一酸化炭素中毒になりにくいメリットはありますが、テント内で使用していて寝袋等に引火する可能性はあるので注意する必要があります。
ガスストーブ
メリット
ガスストーブの最大のメリットは点火までの速さと簡単さです。料理に使うOD缶やCB缶でもストーブになる為、荷物を減らしたい方などにもおすすめ出来る暖房器具です。電気ストーブと違い電力を使わない為、電源サイトやポータブル電源が必要ないのが嬉しい点です。
小型のストーブから大きいストーブまであるので用途に合わせてサイズを決めることが出来るのも嬉しい点です。最近流行りのソロキャンプやファミリーキャンプなど自分にあったサイズ感を探してみるのもいいですね。
デメリット
ガスストーブのデメリットですが、やはり一番は「一酸化炭素中毒」です。ガスを使用することでテント内などに二酸化炭素が充満し、命に関わる「一酸化炭素中毒」は適度な換気が必要になります。
またガスストーブも火力が石油に比べ強くない為、テント内全体を暖めるには少し大変です。OD缶やCB缶などで手軽に暖をとれるのは嬉しいですが、極度に寒がりの人にとっては物足りなく感じてしまうかもしれません。
石油ストーブ
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メリット
石油ストーブの最大のメリットは暖かさです。サイズが大きいものが多い為、空間全体を暖めるにはすごく効果的です。
また、ストーブの上部も熱くなるものが多く、お湯を沸かしたり、調理を行うことも可能なのでキャンプ好きとしては有難いです。
最近ではホームセンター等にもお洒落なデザインのものが増えてきました。キャンプだけでなく電源を使わずに暖をとれる石油ストーブは災害時用としても大活躍してくれるので冬キャンプに行かない人でも持っていて安心出来るストーブです。
デメリット
石油ストーブは他のストーブとは違いサイズの大きいものがほとんどの為、持ち運びにくさや保管方法の面倒臭さがあります。
また使用するには灯油を持って行かなければいけないので荷物が増えます。運搬する際も、ストーブ内のタンクに灯油が残っていると漏れてしまうことも珍しくありません。
石油ストーブもガスストーブと同様に換気を定期的にしなければ一酸化炭素中毒になってしまうので注意が必要になります。
価格は電気ストーブやガスストーブと比べても高く、灯油などのランニングコストも掛かってくるのがデメリットです。
キャンプ用の石油ストーブについて詳しく知りたい方には、以下の記事がおすすめです。
薪ストーブ
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メリット
薪ストーブの最大のメリットは外観がとてもかっこいいことです。無骨感もあり、キャンプの醍醐味と言っても過言ではないでしょう。
石油などと違い材料が「木材」になるので入手も簡単です。
窓がついているデザインもあり、そこから見える中身は焚き火のような火の揺らぎを感じることができます。
最近では薪ストーブが使えるように専用の穴が空いているテントも多く販売されています。かっこよさや無骨感を求めるキャンパーにとって特におすすめしたい暖房器具になります。
デメリット
薪ストーブは材料を「木材」としているので専用で用意しなければいけません。薪の消費量も激しい為、少しコストが掛かってしまいます。
また煙突部分のサイズが大きく、分解して持ち運ぶ必要があるので荷物を増やしたくない人にとってはデメリットといえます。
綺麗な状態で使用するには定期的に掃除をする必要もあるので面倒と感じる人は違うストーブを選ぶ方がいいです。
キャンプ用の薪ストーブについて詳しく知りたい方には、以下の記事がおすすめです。
キャンプ用のストーブについて詳しく知りたい方には、以下の記事がおすすめです。
【厳選】おすすめの暖房器具・ストーブ紹介
電気ストーブ
①[山善] 遠赤外線電気ストーブ ホワイト DSE-KC106(W)
本体サイズ:幅33×奥行33×高さ68.7cm
本体重量(kg):4.1
まずおすすめしたいのが山善の電気ストーブ。
電気ストーブの中でもすごく温かく、首振り機能もついているので広範囲を暖めるには効果的です。
また大手メーカーの安心感、1年の保証もあるので安心して購入出来るのもおすすめのポイントです。
②コロナ 遠赤外線電気ストーブ「コアヒート」
本体サイズ:幅34×奥行30×高さ71.7cm
本体重量(kg):5.6
コアヒートは首が縦・横振りに変えられる為、集中的に温めたい場合は縦振りに出来ますし広範囲を温めたい場合は横振りに設定することも可能です。
また、人感センサーが搭載されているので省エネにも効果的です。アウトドアだけでなく自宅用としてもおすすめの製品です。
③アイリスオーヤマ 電気ストーブ ブラックコートヒーター グレー IEHDB-800-H
本体サイズ:40×:15.6×:37.7cm
本体重量(kg):2.7
アイリスオーヤマはコスパ抜群のメーカーです。最近では家電などにも力を入れていて電気ストーブも販売しています。
魅力的なポイントはお値段の安さです。上記で紹介した電気ストーブに対して、価格も安価であり、機能性としても問題がないのでキャンプ用としてもおすすめです。
転倒時には緊急停止してくれるので安心して使用出来ます。
ガスストーブ
①Sengoku Aladdin (センゴクアラジン) ポータブルガスストーブ
本体サイズ:幅320×奥行335×高さ390mm
本体重量(kg):5.7
「アラジンストーブ」と言えばアウトドア界ではすごく有名ですよね。デザイン性がよく、お洒落なキャンプにはピッタリの製品です。
ガスストーブのメリットはCB缶で使用出来る点にもあります。今は100均でもCB缶が購入出来るので燃料の心配はいらなそうです。
また、色の種類も豊富なのでお気に入りの色が見つかりやすいのも嬉しいです。
②Iwatani カセットガス ストーブ マイ暖 ホワイト CB-STV-MYD
本体サイズ:31.2×22.2×29.0cm
本体重量(kg):3.1
こちらも有名なIwataniのカセットガスストーブ。
コンパクトでシンプルなデザインがキャンプや自宅用としても人気です。
価格も安く、比較的に購入しやすいガスストーブです。燃料はCB缶を使用します。少しでもストーブの大きさを小さくしたい方にはおすすめの製品です。
石油ストーブ
①アラジン (Aladdin) 石油ストーブ ブルーフレーム グリーン BF3911-G
本体サイズ:H551×W388×D405mm
本体重量(kg):8.5
「アラジンストーブ」と言えばやはりこの石油ストーブがすごく有名です。
カラーバリエーションが豊富で見た目もお洒落なデザイン。冬の暖房器具と言えばこの製品を思い浮かべます。ソロで使用するよりもグループで使用する方がおすすめな大きさです。
②トヨトミ:ポータブル石油ストーブ(反射型)(ブラック)/RC-W360-B
本体サイズ:42.2×奥行33×高さ44.6cm
本体重量(kg):6.6
コスパ重視で石油ストーブを購入したいのであれば1番おすすめです。
価格も安価で機能も充分な為、人気な製品です。ストーブの上部にはやかんなどを置いてお湯を沸かすことも可能です。
カラーもブラックでかっこいいデザインになっています。価格を抑えて石油ストーブを購入したい方にはおすすめです。
③トヨトミ 対流型 石油ストーブ ダークグリーン RL-250(G)
本体サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm
本体重量(kg):7.9
こちらもアラジンストーブと同様に人気が高い製品です。
ダークグリーンのカラーが無骨感をだし、キャンプにピッタリの色になっています。
七色の光が浮かび上がる特殊なガラスを使用している為、レインボーストーブとも言われています。温かくて、綺麗な光を見て癒されるのもレインボーストーブを購入するメリットです。
薪ストーブ
①ジーストーブ(G-Stove) Heat View 本体セット
本体サイズ:【収納サイズ】240mm × 420mm × 330mm
【組み立てサイズ】:2400mm × 420mm × 420mm
本体重量(kg):9.4
暖をとるストーブとしてだけでなく調理も可能な天板を使用している為、1台2役の優れものです。
窓から中を覗けるので、火の揺らぎが見えて落ち着くデザインになります。
また、煙突などの付属品が本体の中に収納出来るので非常にコンパクトな薪ストーブです。工具不要で付属のピンだけで組み立てられる簡単設計なので初心者の方にもおすすめです。
②TOMOUNT 薪ストーブ ウッドストーブ
本体サイズ:【収納サイズ】幅19×奥行38×高さ19cm
本体重量(kg):7
こちらも天板に蓋がついていて外せば調理も可能な優れものです。
価格も安く、購入しやすい薪ストーブになります。コンパクトなデザインでソロキャンにもおすすめです。設置も非常に簡単なので女性でも安心して使用が可能です。
ストーブを使う時の注意点
テント内での一酸化炭素中毒に注意
暖房器具を使用するのに1番怖いのが「一酸化炭素中毒」です。これは一酸化炭素を吸い続け症状が出た状態です。吐き気や頭痛、時には意識不明で亡くなる可能性もあります。
一酸化炭素は燃焼した際に発生するので、石油・ガス・薪ストーブを使う際には注意が必要です。冬キャンプで亡くなる方が多く、その多くは一酸化炭素中毒で亡くなっています。換気を忘れ、使用していると大変なことになります。
もちろん換気を充分に気をつけ、使用すれば全く問題ありません。
テント内に吊るしておける二酸化炭素チェッカーなども安価で販売されているので暖房器具を使う際はセットで購入することをおすすめします。空気を循環させてくれるファンなども取り入れられると換気も充分に出来ます。
「暖房器具の使用時は換気を充分にする」「就寝時は必ず消す」2つを徹底することを意識しましょう。
また、暖房器具を使用する際にもう1つ気を付けたいのが「引火」です。
ストーブの前に燃えやすい物やガス缶などを置いておくと引火したり爆発する恐れがあります。暖房器具の周りには極力、荷物は置かずに安全に使用してください。
その他おすすめの暖房器具
電気ブランケット
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【あったかブランケット 掛け敷き兼用】 電気毛布 電気ブランケット
本体サイズ:100×65cm
本体重量(g):450
USBから電力をとれる優れもの。コンセントがなくてもUSB充電器で簡単に電気毛布が使えます。敷き毛布として使用してもブランケットに使用してもいいのでテント内以外でも重宝しそうです。
また、持ち運びも簡単に出来るのでストーブよりも手軽に取り入れられそうです。
[山善] 電気ひざ掛け ポンチョ USBブランケット 130×80cm
本体サイズ:130×80cm
本体重量(kg):0.78
山善のUSB電気ブランケットはサイズが大きく、使い勝手がいいです。寒ければ包まることも出来ますし、膝掛け、毛布と何役にもなるので持っておくと非常に便利です。
ホットカーペット
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アイリスオーヤマ ホットカーペット 2畳 176×176cm IHC-20-H
本体サイズ:176×176cm
少し大きめの電気カーペットなので、グループキャンプでも大活躍のホットカーペット。地面からの冷気を感じさせずに温かく眠ることが出来るので寒さに弱い人にはおすすめです。
モフア ホットカーペット 1畳 本体 88×176cm
本体サイズ:88×176cm
ソロキャンプ用に購入するのであればこちらのサイズがおすすめ。値段も安価になるので魅力的です。
湯たんぽ
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マルカ 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 022524
本体サイズ:約W29.5×D21.6×H7.4cm
本体重量:0.61kg
湯たんぽと言えばこの形を誰もが想像しますよね。マルカの湯たんぽはキャンプでも人気の湯たんぽです。
袋も付属しているのでこれさえ買えば問題なく使用出来ます。サイズも大きいので寝袋内で足元をよく温めてくれます。
PATHFINDER パスファインダー 950ml ボトル&カップセット【日本正規品】
ボトル(約950ml):直径 約9cm 高さ 約20cm 重量 約240g
カップ(約740ml):直径 約10cm 高さ 約12cm 重量 約170g
見た目も機能性も高いPathfinderのステンレスボトル。本来は湯たんぽではないが、湯たんぽとしても使えます。専用の袋がないので用意する必要がありますが、「トランギア メスティンケース」にピッタリ合います。
ステンレスボトルなので直接温めることも可能ですし、熱湯を注げば朝まで暖かいです。コンパクトさやデザイン性を求めるならばおすすめです。
買うのはちょっと…。キャンプで暖房器具をレンタルするなら?
ストーブなどを持っていくにはかさばるし、保管しておくのも場所を取る。
そんな面倒臭さを解消するには「レンタルする」のが一番です!
FLY株式会社の運営する「campify」というサービスは、設営・撤収、片付けが不要な、初心者でもおしゃれキャンプが楽しめるサービスです。
テントからキッチングッズまで、食材以外に必要なものは全て用意してあります。
冬の期間は石油ストーブやブランケットも貸し出しをしており、使い捨てカイロを購入することが可能です。
冬キャンプをしてみたいけど暖房器具を持っていくのが面倒という方は、ぜひ手ぶらでキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
まとめ
冬キャンプで必要な暖房器具はテントの種類や用途によって変わってきます。自分が何を購入すればいいかしっかりと考えてから購入することが重要になります。
防寒対策をし、暖房器具を揃えることが出来れば、冬キャンプは本当に素晴らしいことばかりです。注意事項をしっかり守り、暖房器具を正しく使い、素敵な冬キャンプを過ごしたいですね。