
本格キャンプ!アウトドアナイフの種類と使い方【種類別おすすめ15選】
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キャンプをする際に揃えておかなければいけない道具はいくつかあります。
その中で本格的なキャンプアイテムのひとつがアウトドアナイフです。しかし、一言でアウトドアナイフと言ってもキャンプで扱うナイフには何種類もあるのをご存知ですか?
この記事では、本格キャンプの必須アイテムのアウトドアナイフの種類と使い方を解説!さらに種類別おすすめナイフ15選をご紹介していきます。
キャンプでナイフを使う場面
家庭で使うナイフは包丁一択ですが、キャンプで使うナイフは「バトニング」・「フェザースティック作り」・「調理」などシーン別で違いがあります。
ナイフは使う場面によって種類を使い分けていく必要があります。
主な3つのシーン別キャンプナイフの使い方を解説していきます。
バトニング
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バトニングとは、ナイフを使って木を割る作業のことを指します。ナイフを木にあて、背の部分に木を叩いて割っていきます。
通常、薪を割る際は斧や鉈が必要ですが、持ち運びに不便で重いのが難点。携帯に便利で軽いナイフがあれば、バトニングも難なくこなせます。
フェザースティック作り
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薪や枝をナイフを使って先端を薄く削ることでカールしていく作業のことです。
これをする事で、火起こしが簡単になるので覚えてしまえば着火剤要らずになります。
しかし、慣れないうちはなかなか薄く削れなかったり途中で切れてしまったりと意外と難しい作業なんですが、チャチャっと出来ればかなりカッコいいですね!
調理
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料理の時にもナイフは必要です。キャンプシーンでは、食材以外にも袋を開ける時にもナイフは使いますので切れ味が良いものが求められていきます。
家庭用と違い、携帯しやすいように折り畳み式のものなどが調理用ナイフとしては主流になります。
アウトドアナイフの選び方
アウトドアナイフを購入するにあたって、基本的には3つの選び方があるので、それぞれ解説していきます。
種類で選ぶ
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アウトドアナイフにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
種類別で特化した機能をもとに選んでみると良いと思います。
シースナイフ
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シースナイフとは、ブレードとグリップが一体化されており、ブレードを鞘におさめて携帯するナイフのことです。
ブレードの折り畳みが出来ませんが、一体化しているので頑丈になり、小さめの薪割りが出来ます。シースナイフ1本あれば基本的な作業はほとんど出来てしまう万能タイプです。
フォールディングナイフ
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フォールディングナイフはいわゆる「折り畳みナイフ」のことです。携帯性に優れており、コンパクトな見た目が特徴です。
さらに、ブレードが折り畳められているので、シースナイフのように鞘が無くても安全面において特化しているナイフです。
ツールナイフ
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ツールナイフは、ブレードの他に「ハサミ、ペンチ、爪切り」など多機能ツールが備わったナイフのことです。
ほとんどの機能が折り畳み収納されているので、使いたい時に取り出していく感じです。
コンパクトなのに色々な機能が付いていて便利なので、アメリカの警察にも採用され、警察官がツールナイフを所持しているほどメジャーナイフのひとつです。
素材で選ぶ
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アウトドアナイフを選ぶ際には素材で選ぶこともあります。主なナイフの素材は「ステンレス」と「カーボン」の2種類なので、それぞれ解説していきます。
ステンレス
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ステンレス素材は錆びにくく研ぎやすい性質があるのでメンテナンスが簡単なのが特徴です。
切れ味や頑丈さはカーボンよりは劣りますが、濡れた状態でも錆びにくいので家庭用の包丁と同じく洗った後は自然乾燥で問題ありません。
炭素鋼(カーボン)
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切れ味や頑丈さはずば抜けており、調理の際にはどんな食材でもスパッと捌くことが出来ます。
難点なのが錆びやすいこと。カーボンは濡れたままにしておくとすぐに錆びてしまうので、こまめなメンテナンスが必要になります。
一見面倒にも思えますが、逆の発想で考えると自分で手入れをすればするほど磨きがかかり良い切れ味になっていくので、これこそがアウトドアの醍醐味だと言えます。
グリップで選ぶ
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アウトドアナイフのグリップは「木製」・「プラスチックなどの樹脂系」・「金属製」の3種類があります。
・最も多いのが「木製」のもの。色味が使っていくうちに経年変化していき味が出てきます。
注意したいのが乾燥によるひび割れが起きてしまうかもしれませんので、定期的にチェックしておきましょう。
・金属性はとにかく頑丈なのが特徴です。壊れにくさでは群を抜いていますが、グリップが濡れてしまうと滑りやすくなるのがデメリットです。
雨の日の作業には注意が必要です。
・樹脂系のグリップの場合、耐久性が他のものに比べて弱いというデメリットはありますが、パーツ交換がしやすいメリットことでよく使用されています。
種類別おすすめのアウトドアナイフ15選
本格キャンプの必需品!おすすめアウトドアナイフを種類別で15選ご紹介していきます。
シースナイフ
MORA KNIV(モーラナイフ)companion heavy duty
ブレードの長さ:約10.4cm
重量:104g
素材:ステンレス
錆びにくいステンレス素材のシースナイフ。ブレード自体が肉厚なので、薪を小割りにするバトニングにも適したナイフです。軽量なので携帯もしやすいのもポイント!
MOSSY OAK (モッシーオーク)フルタング シースナイフ
ブレードの長さ:13.5cm
重量:240g
素材:ステンレス
耐久性の高いヒッコリー素材を使用した木製グリップを採用。ブレードがハンドル後端まであるフルタング構造になっているので、強度が高くとっても丈夫です。
DURATECH シースナイフ
ブレードの長さ:10.5cm
重量:270g
素材:ステンレス
温かみのある木製グリップは使い込むほどにつやが増していきます。鏡面加工されたブレードは錆びにくいステンレス製で耐久性の高いフルタング構造になっています。
Columbia(コロンビア) Saber Sanjia Model
ブレードの長さ:14cm
ブレードの厚み:4mm
素材:ステンレス鋼
グリップは堅牢なアルミ合金になっており、凹凸のあるデザインが特徴。フルタング構造でバトニングも出来ます。
Mora kniv(モーラナイフ) Garberg Black Carbon Multi-Mount
ブレードの長さ:10.9cm
重量:170g
素材:カーボン
人気シリーズのガーバーグ。ブレードには切れ味の鋭いカーボン素材を採用。ブラックコーティングされたブレードが見た目のインパクト大です。
フォールディングナイフ
BUCK KNIVES(バックナイフ)フォールディングハンターナイフ 110
ブレードの長さ:9.5cm
重量:204g
素材:ステンレス鋼
1964年の発売から人気の110シリーズはとても有名で、世界で最もコピーされたナイフと言われています。
Spyderco(スパイダルコ)Delica4 フルフラットブレード
ブレードの長さ:9.7cm
重量:94g
素材:VG-10スチール
片手で開閉可能。軽量で切れ味も良いので初心者にもオススメのナイフです。ハンドルは樹脂製なので水に強いのが特徴です。
OPINEL(オピネル) ステンレススチール #9
ブレードの長さ:9cm
重量:51g
エリア:ステンレススチール
フランス生まれのOPINEL(オピネル)の代名詞と呼ばれるフォールディングナイフ。安心のロック機能を持ち、部品は全てフランス国内で作り職人の手作業で作られています。
VICTORINOX(ビクトリノックス) フォールディングナイフ ハンティングPro
ハンドルの長さ:13.2cm
重量:162g
素材:ステンレススチール
人間工学に基づいて作られた形状のグリップは握りやすく、プロフェッショナルモデルとして生まれたので薪割りや太いロープも簡単に切ることが出来ます。
ColdSteel(コールドスチール )Tuff Lite Plain knife (タフライト プレインナイフ)
ブレードの長さ:6.6cm
重量:70g
素材:ステンレス
とても頑丈な作りで軽量コンパクトサイズ。日本製のAUS 8Aステンレスブレードは切れ味が鋭いのが特徴。片手で開閉出来るのもポイントです。
ツールナイフ
VICTORINOX(ビクトリノックス) ナイフ クラシックSD ウッド
ハンドルの長さ:5.8cm
重量:20g
素材:ステンレススチール
小型で高級感のあるツールナイフ。小さいのに5つの機能を搭載しており、軽量でコンパクトなものに。
LEATHERMAN ( レザーマン ) マルチツール SIDEKICK サイドキック
ブレードの長さ:6.6cm
重量:198.4g
素材:ステンレススチール
人気シリーズのサイドキックは、14個の機能があります。同社ウィングマンと似ていますが、こちらはのこぎりが付いているのでアウトドア向けになっています。
GERBER(ガーバー) サスペンション マルチプライヤー マルチツール 1471
ブレードの長さ:4.7cm
重量:188g
素材:ステンレス
サスペンションマルチプライヤーは使い勝手の良いスプリングを搭載し操作がしやすいモデルです。
VICTORINOX(ビクトリノックス) ハントマン
ハンドルの長さ:9.1cm
重量:95g
素材:ステンレススチール
手のひらサイズの工具箱と謳われているハントマン。ブレード・ハサミ・のこぎりなど15もの機能を搭載しています。これがあれば非常時にも活躍すること間違いなし!
VICTORINOX(ビクトリノックス)ソルジャーナイフ
ハンドルの長さ:15cm
重量:131g
素材:ステンレススチール
ナイロンとウレタン樹脂を混ぜた「デュアルコンポーネントハンドル」を採用し、滑りにくく耐久性に優れたものに。
アウトドアナイフの注意点
アウトドアで使うからといっても刃物は危ない物なのは変わりません。
使用するからには気を付けておきたい注意事項をしっかり把握しておきましょう。
使用しない時はカバーまたはロックをしよう
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鋭利な刃物をそのままにしておくと大きな事故に繋がるかもしれません。そうならないように、使用後は必ずケースにしまうかロックをしておきましょう。
サイトに忘れて帰ってしまったり、ナイフから切った食材の臭いを嗅ぎつけて熊などの動物を寄せつけてしまうかもしれません。使ったらしまうのもアウトドアのマナーです。
銃刀法に気をつけよう
キャンプ終わりにナイフを車に積みっぱなしにしていると銃刀法違反になってしまいます。知らない方も多いのでは?
もちろんキャンプへの道中や帰りに職務質問された場合は全く問題はありません。
要するに正当な理由があればOKです。しかし、ナイフをグローブボックスなどの運転席付近に置くのはアウトです。
すぐに取り出せる場所には置かず、コンテナボックスなどにしっかり入れておきましょう。
キャンプが終わったら、自宅に保管するのを忘れずに。
まとめ
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キャンプ道具として欠かせないアウトドアナイフ。種類によっても特徴は様々ですが、ルールとマナーをしっかり守って安心・安全なキャンプライフを楽しみましょう。