
【憧れの冬キャンプへ】寒さ対策完全マニュアル
アイキャッチ画像出典:pixabay
高地に施設が多いキャンプ場では、特に気温が下がる真冬の時期、寒い日なら朝方に氷点下まで気温が下がることもあります。
「秋キャンプ・冬キャンプ」等の「寒い」季節のキャンプの日中と日没後はまったく違う世界なのです。
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そのため夏のオンシーズンとは違う「防寒着」等の秋・冬用の「アウトドアグッズ」を使った「防寒」対策が必要になってきます。
最近では「ワークマン(workman)」等の作業現場で使う高機能な「防寒」グッズも以前と比べてファッショナブルになり、キャンプでもお手頃な値段で使うことができるようになってきました。
また秋・冬に「ソロキャンプ」を楽しまれる方も増えてきたので、秋・冬用の「ソロキャンプ」用「アウトドアグッズ」のラインナップも増えてきています。
目次
「寒い」季節のキャンプのメリット
出典:Jeep
以前、筆者のキャンピングカー乗りの知人が「キャンプが本当に快適なシーズンは冬!」と言っていました。
確かにキャンピングカーの場合、寒さ対策は必要ないのでそう言っていたのかもしれませんが、それ以上に快適ポイントが「寒い」季節のキャンプにはあります。
まず、基本的にはオフシーズンなので利用者が少なく、静かなキャンプ場でキャンプができます。
施設全般をゆったり使うことができ、騒々しさも無いので、更にリラックスすることができます。
もう一つは害虫が少ないということです。
夏にキャンプをする人はわかると思うのですが、夏場に屋外で活動する時は虫刺されに少なからず注意を払わなければ、酷いことになる場合が多々あります。
「蚊」ぐらいならいいほうで、「ブヨ」等に刺された時は一週間くらい腫れ上がり痒みが治まらない時があります。
虫刺されに注意しなくていいだけでも、気楽にキャンプを楽しむことができます。
「寒い」季節のキャンプのデメリット
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「寒い」季節のキャンプでは日没後はまったく違う世界になります。
寝るまではまだ焚き火等で温まれますが、テント内で寝る時になると「足元」から深々と「底冷え」してきて、何か防寒対策をしていなければ「寒さ」でとても眠れません。
テント内の防寒対策が重要
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「寒い」季節のキャンプでは日中はまだ体を動かしているので、あまり寒さを感じることがないかもしれませんが、日没後テント内でじっとしてしまうと、「足元」から「底冷え」がしてきます。
地面からの冷気対策をすることが重要になります。
住宅でも冬場、床暖房を点けるだけで他の暖房器具を使う必要がなくなるように、下からの冷気対策が重要なのです。
「底冷え」対策
出典:ニセココテージボンゴ広場
「寒い」季節のキャンプは、特にテント内の防寒対策をしっかりとしなければ、寒くて寝ることもできません。
どんなに良いシュラフを使用しても下からの冷気対策をしなければ費用対効果はありません。
出典:北海道ニュースUHB
但しテント内の防寒対策において、一番注意しなければいけない点は、
ガス、オイル、石油、練炭、炭、薪(まき)等を使った燃焼系の暖房器具を締め切ったテント内で使用することは、一酸化炭素中毒による命に関わる事態になりかねないので絶対にしてはいけない
ということです。
「一酸化炭素は、特に酸欠状態でなくとも燃焼に伴い発生するが、炭鉱での爆発事故や地下空間などで換気が悪い場合に蓄積し、また一般家庭では、屋内での木炭コンロの使用、ガス湯沸かし器やストーブの不完全燃焼によって発生量が急激に増えることにより中毒症状を発症させる」
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安全な「底冷え」対策としてはシート、銀マット、ラグマット等を重ねて敷き、自宅でも使っている暖房器具を活用することです。
「電源サイトの場合」と「電源サイトでない場合」別に「寒い」季節のキャンプにオススメのセッティングをご紹介します。
電源サイトの場合
出典:pixabay
「秋キャンプ・冬キャンプ」等の「寒い」季節のキャンプでは優先的に電源サイトを活用することをオススメします。
自宅のように壁等に断熱材が入っていないテント泊では、ほぼ直接外気温の影響を受けると言っても過言ではないでしょう。
100V電源が使える電源サイトで、自宅で使っている暖房器具を上手く使い「底冷え」対策をすると、かなり快適にテント泊を楽しむことができるようになります。
ホットカーペットの活用
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シート、銀マット、ラグマット等を重ねて敷き、その上にホットカーペットを敷くことで、かなり暖かくなるので手軽な寒さ対策になります。
テントサイズに合ったホットカーペットを敷くことで、地面からの冷気を完全に遮断し、テントの床を暖め、更にテント内全体を暖めてくれます。
但しホットカーペットは暖かい分、消費電力がかなり高いので電源サイトの容量にもよりますが他の電化製品との併用は難しくなります。
それでも寝る時に上手くホットカーペットが使えれば快適度は格段に違ってきます。
選択肢は使用するテントの大きさにもよりますが、ここでは2畳タイプのオススメ品をご紹介します。
オススメのホットカーペット
Panasonic(パナソニック) ホットカーペット DC-2NK
商品サイズ:176×176cm
重量:約3.2kg
消費電力:490W
オススメポイント:8時間切り忘れ防止機能、コンパクト収納可能(12折り)、室温センサー付き
KOIZUMI(コイズミ) 電気カーペット KDC-2088 2畳用
商品サイズ:176×176cm
重量:約4.6kg
消費電力:500W
オススメポイント:洗えるカバー、ダニ退治機能、ダニ退治機能、安全装置(温度過昇防止・短絡感知回路)
セラミックヒーターの活用
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セラミックヒーターをテント泊でオススメするのは、石油ストーブのように一酸化炭素を発生させないので、換気をする必要がなく、テントやタープを閉め切って使うことができるからです。
ガス、オイル、石油、練炭、炭、薪(まき)等を使った燃焼系の暖房器具では一酸化炭素を発生させるので、夜間閉め切って換気ができないテント内でそれらを使用して寝ることは非常に危険です。
またコンパクトサイズのセラミックヒーターなら車に積む時にも場所を取りません。
選択肢は使用する電源サイトの使用できるワット数にもよりますが、ここではコンパクトなセラミックヒーターのオススメ品をご紹介します。
オススメのセラミックヒーター
アイリスオーヤマ セラミックファンヒーター 小型
商品サイズ:高さ約37.9×幅約26.0×奥行約13.5cm
重量:約2.5 kg
最大消費電力:1200W
オススメポイント:大風量でスイッチを付けてすぐ温まる、コンパクトタイプで移動もラクラク、人感センサー搭載で消し忘れの心配なし、ヒーターのモードは出力2段階(標準・節電)
Panasonic(パナソニック) セラミックファンヒーター
商品サイズ:高さ約31.5×幅約28.0×奥行約13.5cm
重量:約2.5kg
最大消費電力:1170W
オススメポイント:温風 強1170W・弱640Wの2段階、二重安全転倒OFFスイッチ(防災対応型)
電源サイトでない場合
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これからご紹介するポータブル電源があれば電源サイトでない場合でも「秋キャンプ・冬キャンプ」等の「寒い」季節のキャンプも、かなり快適にテント泊ができるようになります。
ポータブル電源の活用
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便利グッズのポータブル電源は簡単に言うと持ち運びができ、家電も使える大きな電池です。
但しポータブル電源には容量がありますので、使用スタイルによって選択して購入する必要があります。
ポータブル電源のオススメの容量は、この後ご紹介する電気毛布を使う場合を想定すると
ファミリーキャンプなら400Wh以上
ソロキャンプなら200Wh以上
で、100V用コンセントが付いているものを選べば間違いないと思います。
オススメのポータブル電源
ファミリーキャンプ向け(400Wh以上タイプ)
SmartTap(スマートタップ) ポータブル電源 PowerArQ
商品サイズ:高さ約24.2×幅約30.0×奥行約19.3cm
重量:約6.0kg
容量:626Wh
アウトプット:LEDライト1W、300W/AC出力 × 1口、6.5mm/DC出力 × 1口、USBポート × 3口
オススメポイント:6色から選択可能、軽量コンパクト
Jackery(ジャックリー) ポータブル電源 700
商品サイズ:高さ約19.0×幅約30.0×奥行約19.0cm
重量:約6.3kg
容量:700Wh
アウトプット:AC出力100V/5A 60Hz*2、DC出力12V/7A*2、シガーソケット12V/10A*1、USB出力5V/2.4A * 3
オススメポイント:瞬間最大出力1000W、軽量コンパクト
ソロキャンプ用(200Wh以上タイプ)
SmartTap(スマートタップ) ポータブル電源 PowerArQ mini
商品サイズ:高さ約19.3×幅約23.0×奥行約19.5cm
重量:約3.5kg
容量:311Wh
アウトプット:200W/AC出力 × 1口、12Vシガー、USBポート × 2口(急速充電対応)
オススメポイント:3色から選択可能、軽量コンパクト
URCERI ポータブル電源 54000mAh/200Wh
商品サイズ:高さ約16.0×幅約22.0×奥行約12.0cm
重量:約2.3kg
容量:200Wh
アウトプット:AC:2*110V/60Hz、DC:9-12.6V/10A、USB:1*5V-9V/2AQC3.0、3*5V/2.1A
オススメポイント:LEDライト付き、LCDスクリーン、軽量コンパクト
ポータブル電源について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
電気毛布の活用
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電気毛布は消費電力が低く、ホットカーペットほど電力を消費しないので、大容量のポータブル電源があれば「寒い」季節のテント泊で電源サイトでない場合でも温かく寝ることができる優れものです。
電気毛布はコンパクトに折りたたむこともできるのでキャンプ用コットの上に敷いて寝れば地面から距離を置くこともでき、更に快適に寝ることができます。
コットについてもっと知りたい方はこちら。
おすすめの電気毛布
YAMAZEN(山善) 電気毛布
商品サイズ:140×80cm
重量:約0.7kg
消費電力:55W
オススメポイント:省エネ、ダニ退治機能付、本体丸洗いOK
YUASA(ユアサ) ぽかぽかルームマット
商品サイズ:172×75cm
重量:約1.43Kg
消費電力:50W
オススメポイント:自動室温センサー(表面温度を自動コントロール)、省エネ、ダニ退治機能付、本体丸洗いOK
こたつの活用
キャンプでこたつ?と思われるかもしれません。こたつといえば家でぬくぬく使うイメージが強いですよね。
しかしキャンプでも自作のこたつを使って、暖かい冬キャンプを楽しんでいるキャンパーさんもいらっしゃいます。
こたつキャンプや、こたつを自作する方法などについては以下の記事がおすすめです。
まとめ
出典:pixabay
「秋キャンプ・冬キャンプ」等の「寒い」季節のキャンプでは「足元」からの「底冷え」対策をすることが重要で、その対策方法としては自宅でも使っている暖房器具を有効に活用することが安全で快適なテント泊を楽しむポイントになってくると思います。
対策をしっかりして、「寒い」季節のキャンプを楽しみましょう。